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2007年 10月 10日
『Bury My Heart at Wounded Knee: An Indian History of the American West 』はヨーロッパからの植民が進む過程で、虐殺され、土地を奪われ、居留地に押し込められていったアメリカン・インディアンの受難の歴史を描いたディー・ブラウンの有名な著書である。このDVDはその本を下敷きに製作されたTVドラマで、今年HBOで放映されたのが、先週DVDとして発売された。
アダム・ビーチはとてもいいのだが、もう一人の主要な人物、シッティング・ブルを演じている俳優がどう見ても白人(本当はメティス)なのがちょっと・・・・歴史上の重要人物なのに違和感ありすぎで、そのせいでのめり込めないところがある。 もっと突っ込んだ感想はまた書くとして、原作となった『Bury My Heart・・・・』は、『わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史』と言うタイトルで日本語でも出版されている。インディアンの文化や芸術に関心を持つ方は、彼らがくぐり抜けてきた悲劇的な歴史を知るためにも、この原作本は読んでおくべきものと思う。 Bury My Heart at Wounded Knee: An Indian History of the American West Dee Alexander Brown, Owl Books わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史(上巻) ディー・ブラウン(著)、鈴木主税(訳)、草思社 わが魂を聖地に埋めよ―アメリカ・インディアン闘争史 (下巻) ディー・ブラウン(著)、鈴木主税(訳)、草思社 アメリカ・インディアン悲史 (朝日選書 21) 藤永茂、朝日新聞社出版局
by oakburn
| 2007-10-10 22:51
| 本・映画・音楽
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